地球惑星物理学特別研究
地球惑星物理学に関する特定の研究課題を選び,主体的に解決することを目的に実習をおこなう.学期の最後に演習内容の発表をおこなう.橘担当分では "研究" と位置づけ,結果を投稿論文にまとめる所までを目標とする.
2010 | 原始惑星系円盤での化学反応速度論(2):惑星の多様性への第一歩 [担当: 橘・永原] |
・高温・低圧の宇宙条件でのスピネル形成速度を求め,プレソーラー酸化物粒子 形成条件を推定 ・42nd Lunar and Planeaary Science Conference,日本地球惑星科学連合2011年 大会で発表.論文準備中 |
2009 | 月探査衛星「かぐや」データ解析から考える月の分化・進化 [担当: 橘・永原] |
・「かぐや」データ解析によって,月斜長岩地殻厚みを推定し,月の初期分化への 制約を与えることをめざす |
2008 | 惑星内部の分化:高温高圧実験から考える [担当: 橘・永原・小澤] |
・固体天体内部を再現した高温高圧条件でのメルト物性決定実験・月への応用を めざした斜長石浮遊実験・マグマ密度・粘性測定 ・40th Lunar and Planeaary Science Conference,日本地球惑星科学連合2009年 大会で発表 |
2007 | 宇宙での物質進化:高温低圧下でのケイ酸塩・金属鉄の反応速度論 [担当:橘・永原] |
・金属鉄凝縮実験・フォルステライトとSiに富むガスとの反応実験 ・39th Lunar and Planeaary Science Conference で発表 |
2006 | 宇宙での物質進化: 高温低圧下での珪酸塩鉱物の反応速度論 [担当: 橘・永原] |
・フォルステライトの水素中での蒸発速度の異方性を決定 ・蒸発異方性による形状変化が赤外吸収スペクトルに与える影響を評価 ・38th Lunar and Planetary Science Conference で発表 ・Astrophys. J.,遊星人に論文発表 |
2005 | 珪酸塩鉱物の動的過程の速度論的解析 [担当: 橘] |
・オリビン中の Fe-Mg 拡散の温度,酸素分圧,結晶方位依存性を決定 ・2006年度日本地球惑星科学連合大会,International Mineralogical Association 2006 で発表 |